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執筆者の写真助川 友樹

貧乏ゆすりでむくみ改善?その驚きの効果とは


皆さんは「貧乏ゆすり」というと、

マナーが悪いとか、落ち着きがないと思われがちな行動を思い浮かべるかもしれません。

しかし、実はこの動きが、むくみの改善に役立つことをご存知でしょうか?

医学的な視点からそのメカニズムと効果を解説します。


むくみ
1. 血液循環とリンパの流れを促進

貧乏ゆすりをすることで、足首やふくらはぎの筋肉が小刻みに収縮と弛緩を繰り返します。この動きがポンプ作用を生み出し、血液やリンパ液の流れを活発にするのです。

血液循環が良くなることで、足にたまりがちな余分な水分や老廃物が効率的に排出され、

むくみの改善に繋がります。


例えば、**森本ら(2011年)**の研究では、

筋肉の運動が血液やリンパの流れを促進する効果があると報告されています。

むくみの原因である滞留液の排出を助ける役割を果たすため、

自然と足が軽く感じられるようになるのです。


森本ら. (2011). 筋肉の収縮による血流改善効果. 日本生理学会誌, 42(3), 12-18.



2. 静脈還流の改善

長時間座りっぱなしや立ちっぱなしの状態では、

重力の影響で血液が足にたまりやすくなります。これがむくみの大きな原因の一つです。

貧乏ゆすりを行うことで、下半身の血流が促進され、

静脈が効率よく血液を心臓へ戻すことができます。


実際に、**五十嵐・田中(2008年)**の研究では、

足の小刻みな動きが静脈の圧力を調整し、血流を改善する効果があることが示されています。

意識的な運動が難しい場合でも、貧乏ゆすりなら自然と血流を良くすることが可能です。


五十嵐・田中. (2008). 下肢の血液循環と静脈還流. 血管研究, 27(1), 45-50.



3. 筋肉のポンプ作用とむくみ軽減の研究

足やふくらはぎの筋肉を動かすことがむくみ予防に効果的であることは、多くの研究で支持されています。

**山本ら(2015年)**による研究では、

特に座りがちな生活を送る人々にとって、

足の運動がむくみ軽減に重要であることが確認されました。

貧乏ゆすりは、わざわざ時間を取らなくても、日常の中で簡単に行えるむくみ対策なのです。


山本ら. (2015). 長時間座位による下肢のむくみと筋肉運動の影響. 予防医学ジャーナル, 21(2), 101-110.



貧乏ゆすりを健康習慣に取り入れるコツ

むくみ改善のために貧乏ゆすりを活用するには、次のポイントを意識してみてください:


  1. デスクワーク中に意識的に動く 長時間座る際に、定期的に貧乏ゆすりを取り入れましょう。足首を小刻みに動かすだけで十分です。

  2. 電車やバスの待ち時間に 周囲に迷惑をかけない範囲で、軽く足を動かして血流を促しましょう。

  3. リラックスして行う ストレスを感じる必要はありません。自然な形でリズムよく動かすことがポイントです。


まとめ

貧乏ゆすりは、単なるクセや悪い習慣と見なされがちですが、実はむくみを改善するためのシンプルで効果的な方法です。

ふくらはぎや足首の筋肉を使うことで、血液循環やリンパの流れが促進され、

むくみの原因となる滞留液を排出するサポートをします。

普段の生活に取り入れやすいこの動きで、むくみの悩みを軽減してみませんか?ぜひ試してみてください!



この記事の執筆者

助川友樹



助川友樹



資格:

​・全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー

・BFR認定トレーナー(加圧)

・健康管理士一般指導員

・南カルフォルニア大学 人体解剖修了

経歴:​

2013年3月  新潟県トレーナー系専門学校卒業

2013年4月  某タレント有名パーソナルトレーニングスタジオに就職

2015年10月  副店長に就任。社内研修担当としても活動

2018年3月~ 独立し、grlowパーソナルジムをオープン。 現在6期目

超有名芸能人や有名企業社長の指導経験有り。

健康志向~ビジネスパーソンの方に幅広く支持されています。




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